磁力・磁石について

磁石用語集

磁石の説明に出てくる用語

磁力磁石の異極同士が互いに吸引する力と、同極同士が互いに反発する力のことであり、これらは磁気力ともよばれる。
磁場磁界のことである。
磁力線磁界内にある仮想の力線のこと。
磁界磁力が及ぼす空間
磁性鉄片などを引き付けることや磁力が現れる性質のこと。
磁石比較的磁性の強い物質のこと。
磁極磁石の中で最も磁力の強い部分
磁気磁石の相互作用などの一種のエネルギ―のこと。
磁化磁界内で物質が磁性を得ること。
磁化力磁界の強さを表す度合いのこと。
N極方位磁石の北を指す磁極のこと、正磁極ともいう。
S極方位磁石の南を指す磁極のこと、負磁極ともいう。
磁力線N極S極の磁界空間を満たす磁気エネルギ―曲線
磁束磁力線の集まり
磁束密度磁界の強さの程度を表したもの
減磁磁力が弱くなること
消磁磁力を無くすことで、脱磁ともいう。
着磁磁力を着けること
常磁性体ほとんど磁性を示さない物質のことをいい、非磁性体ともいう。
強磁性体鉄のような強い磁性を示す物質
反磁性体磁石を近づけると吸い寄せられないで逆に逃げる物質
秩序磁性フェロ磁性、フェリ磁性、反強磁性のこと。
無秩序磁性常磁性、反磁性のこと。
常磁性弱磁性
反磁性非磁性
フェロ磁性磁気の向きがそろって同じ方向をむいている。
フェリ磁性磁性の種類の違い、強さの違いで、磁気の向きがそろっていなくその差し引き分が磁石の性質をさしている。
反磁性磁気の向きが相殺されているので、外部に磁性を現しません。

いろいろな磁石

磁石にはいろいろな種類があり性能目的によって使い分けられます。

磁気エネルギ―の発生形態

磁石の種類

磁石の素材

  • Ⅰ 磁鉄鉱(マグネタイト)
  • Ⅱ クロム鋼
  • Ⅲ 高コバルト鋼
  • Ⅳ アルニコ系
  • Ⅴ フェライト系
  • Ⅵ 希土類磁石
  • Ⅶ 希土類鉄磁石

磁石の状態による分類

固体磁石アルニコ磁石.フェライト磁石.希土類磁石.希土類鉄磁石
液体磁石磁性流体などを一次的に磁化したもの
ボンド磁石プラスチック磁石.ゴム磁石

磁石の製造法による分類

鍛造磁石クロム鋼 高コバルト鋼
鋳造磁石アルニコ
焼結磁石希土類磁石 フェライト磁石
プラスチック成形希土類粉末プラスチック
ゴム成形希土類粉末ゴム
圧延 打抜(この後熱処理を行う)

磁場配向による分類

  • 等方性(磁場配向処理をしない)
  • 異方性(磁場配向処理をする)
  • 乾式異方性 バインダ―材を必要とする
  • 湿式異方性 バインダ―材を必要としない

磁石の形状による分類

磁極による分類

用途による分類

磁石の特性による分類

良い磁石の条件とは何か

良い磁石を効率よく利用することで、最大の効果をうることができます。

一般に良い磁石とは、鉄などを吸引する力が強く、残留磁束密度、保持力、最大エネルギ―績が大きい特性の安定な磁石のことをいいます。
さらに付け加えるなら丈夫で加工性に優れ、なおかつ小形、軽量、低価格ということになります。

磁石の材料

マグネットフィルタ―とは、ハ―ド磁性材料の中のフェライト磁石でありプラスチックにフェライトを練り込ませて作られており、下記のような特徴があげられます。

  • 保持力は高いが残留磁束密度が小さい。
  • 割れ、欠けがなく、一般に耐衝撃性に優れています。
  • 形状、寸法に自由度があり、切削加工が容易である。
  • 可撓性に優れている。
  • 比重が燃焼磁石より小さい。
  • 一体成形が可能である。
  • 多極着磁が可能である。

ネオジウム磁石でも作る事ができ、その特性は上記の特性と似ているが、残留磁束密度が多く、保持力も高く、最大エネルギ―積が、現有磁石の中で最高峰にあり、素材面で大変有利ですが希少なため、素材が非常に高価になってしまうのが欠点である。
フェライト磁石には等方性と異方性とがあり、その違いは次のとおりである。

  • 等方性とは磁場配向を決めずそのままの状態で着磁した方法をいう。
  • 異方性とは磁場配向を一定方向にして着磁した方法であり等方性に着磁させた磁石より磁力は強くなる。

マグネットフィルタ―は、磁力線を複雑にするために等方性の方法をとっているわけです。
使用用途により異方性の着磁方法が良い場合もでてきます。
その場合は異方性にすることも可能です。以上の説明のように、現段階でマグネットフィルタ―はフェライト磁石の等方性磁石である。

使用用途により

  • フェライト磁石の異方性磁石
  • ネオジウム磁石の等方性磁石
  • ネオジウム磁石の異方性磁石

にも作成することが可能です。

マグネットフィルタ―の形も、現段階で試験の結果より球型の真ん中に穴があいている形がベタ―な形と判断しました。
試験段階で円すい形や円柱形といったかたちも、考案されましたが、球型に決定しました。
使用用途により、様々な良い形のものが考えられます。
現段階でも数種類の形が考案され、試作実験デ―タどりを行っております。